安全保障

2005年3月15日
たとえば永世中立国のスイスは軍隊を持っている。

中立であるということは、単にどっちにも味方しないってことだけではなく、自国の領土を利用させないってことも含まれる。

また、国家の主権って考え方は、そもそも昔の王様たちが、自分とこの国は自分が治めるんだから、ほかの王様たちには関係ないでショって考え方からきてて、内政不干渉もそういうことだと理解している。

ただし、その主権は他国の暴力によってたやすく侵害されてしまうし、自国の主権を守れない王様は王様たる資格がないってことになる。

日本の主権は国民にあるってことになってる。んで、上の理屈からいくなら、自分の国を守れない人間は、国民たる資格がないってことになる。

これはあくまで理屈の話ではあるけれど、実際問題として純然たる暴力に対抗しうるのは、やはり暴力しかない。

法治国家では暴力は国家によって独占されるため、個々の人間が暴力を行使することは許されていないが、最終的には、やはり暴力を排除できるのは、より大きな暴力である。

なにが言いたいかって・・・自分の国を守れない国は主権国家とはいえないってこと。もし、本当に日本が非武装を貫くなら、その領土を国民が素手で守りぬく覚悟が必要である。

あなたは、素手で他国と戦えますか?

いや、米軍がまもってくれてんじゃん?って言う?

あのね、上で述べたように、自国の領土を勝手に使われてて、なおかつその軍隊によって守られなくてはならないんなら、その国家に主権はないんです。国民主権といっても、いつでもアメリカによって命運を左右されるような国は、いわゆる属国です。

日本国民はアメリカの主権を持つアメリカ国民より下にあって、その命を盾にされますよ。事実、現状はそのとおりで、中国とかロシアとかいろんな国をアメリカ本土からはるか遠くの日本から狙えるわけで、日本が焼けても、アメリカの国土は傷付かないのです。

お金で米軍を雇ってるんだって?

違うでしょ。だったらなぜ日本の国の中に広大な治外法権があって、軍隊が駐留してて、日本国民がやめてっていっても、夜間飛行とか、迷惑な行為をやめないの?

お金は最上級の力ではありません。最上級の力は純然たる暴力です。

銃をもってる人間にお金をあげるから許してっていても、銃をもってる人間は許す必要がありません。お金をうばった上で、さらに銃によって相手を支配しつづければイイだけです。

権力??

力ってのものすごく単純で、純粋に暴力を独占できたものが、権力をもつのです。暴力を独占するものたちがつくったルールの中でだけ、暴力ではない戦いができるのです。

私たちは、より自分たちに害を与える意思のないものが、暴力を独占するのを願うことしかできません。

安全保障は極論すれば、暴力をもつ人間を敵にしないか、自分がより大きな暴力をもつことでしか得られない。

前者の傾向が強いのが日本であり、後者の傾向が強いのがEUとか中国。

おいしいケーキを持っていたため、餌食となった国は例をあげるまでもなく連想できると思います。

となりの北国は、銃をもってるのはお前だけじゃないぜっ、俺に銃をぬかせるなよって脅しをかけて、見返りを要求したり、自らの狼藉行為を帳消しにしようとしてます。

これをみれば、いかに暴力というのが、純粋に最も強いかがわかるのではないでしょうか・・・

日本人は暴力に対して、なにをもって戦うのでしょうか?
金?

無理です。お金を払うことで暴力はやまず、よりエスカレートしますので・・・

私は多分日本のためには戦えない。
そういう風に教えられてないから。

あなたは日本の国を守るためにたたかえますか?

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